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矯正治療が終わってからが大切!保定装置について

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こんにちは!くらたやま矯正歯科です!

今日は歯の後戻りを防止する”保定期間”に使用する「保定装置」についてお話をしたいと思います。矯正治療は歯並びが綺麗に整ったら終わりと思われる方も多いですが、保定期間は矯正治療の中でも非常に重要な期間でもあります。

しかし、実は矯正治療の“本当のゴール”は、歯並びを整えることではなく、その状態を長く安定して保つことにあります。

そのために必要なのが「保定装置(リテーナー)」です。

歯は元の位置に戻ろうとします。

歯は矯正治療によって動かされても、すぐにその位置が安定するわけではありません。特に治療直後の歯や骨はとても不安定な状態にあります。そのまま保定装置を使用しなければ、せっかくきれいに並んだ歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」が起こる可能性があります。

この“後戻り”を防ぐために、矯正治療後には一定期間、保定装置を装着することが非常に重要です。

<くらたやま矯正歯科で使用する保定装置>

当院では、患者さまのライフスタイルや歯の状態に応じて、主に2種類の保定装置を使用しています。

① クリアリテーナー

透明で目立ちにくく、マウスピース型の保定装置です。
薄くて装着感が良く、日常生活の中でもほとんど気にならないのが特徴です。見た目を気にされる方や、取り外しをしてお手入れをしっかりしたいという方におすすめです。

ただし、熱に弱いため高温の場所に置いたり、熱湯で洗ったりするのはNG。また、外している時間が長すぎると保定力が弱まってしまうので、指示通りの装着時間を守ることが重要です。

② Beggタイプリテーナー(ベッグタイプ)

ワイヤーと樹脂製のプレートでできた、昔ながらの取り外し式の保定装置です。
耐久性が高く、長期間の使用にも適しています。上顎の裏側にワイヤーがくるため、クリアリテーナーよりはやや目立つものの、しっかりとした安定感があり、歯列を強く支えてくれるのが特徴です。

特に、矯正によって大きく動かした歯や、後戻りのリスクが高い歯に対して効果的です。

<装着期間と使用時間について>

保定装置の装着期間は可能であればずっと使い続けていただくことをお勧めしています。最初の1年目は1日20時間以上の使用をお願いしておりますが、2年目は夜寝る時だけ、3年目以降は2日に1回夜寝るときだけという感じで頻度を減らして使用していただいております。(ただし、個人差があり、歯の動きの大きさや年齢、歯並びの状態などによって異なります。)

<綺麗な歯並びを一生のものにするために>

矯正治療は、患者さまと歯科医師が二人三脚で取り組む長い道のりです。治療が終わって見た目が整った瞬間はとても嬉しいものですが、その美しい歯並びを一生守っていくためには「保定」というステップをおろそかにしてはいけません

くらたやま矯正歯科では、使い方やお手入れ方法、装着時間についてもしっかりとご説明しています。疑問や不安があれば、いつでもスタッフにご相談ください。

矯正治療後の保定装置は、美しい歯並びを維持するための大切なパートナーです。
クリアリテーナーとBeggタイプリテーナー、それぞれにメリットがあり、使用に関しては患者さまの生活や歯の状態に合わせて選ぶことができます

矯正の最終ステップとして、リテーナーの重要性をしっかり理解し、正しく使っていきましょう