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急速拡大装置ってなに?効果や使用方法、気になる痛みについて

  • 矯正治療のギモンについて
  • こどもの矯正

こんにちは!くらたやま矯正歯科です!

今回は、Ⅰ期治療(乳歯と永久歯が混在する時期に行う矯正)において、当院でも95%以上のお子さまに使用している『急速拡大装置』について詳しくご紹介します。

矯正治療と聞くと、「痛そう」「大変そう」というイメージを持たれる保護者の方は少なくありません。

特に小さなお子さまの治療を考える際には、装置を入れることへの不安や疑問が多く寄せられます。

■ 急速拡大装置とは?

急速拡大装置とは、上あごの横幅(歯列の幅)を広げるための固定式の矯正装置です。

永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保したり、上下のあごのバランスを整えるために使用されます!

成長段階にある子どもの骨の柔らかさを活かし、比較的短期間(およそ1ヶ月)で効率よく上あごを広げることができるのが特徴です。

3ヶ月間お口の中に入る装置になりますが、1ヶ月間は上あごの歯列の幅を広げ、残りの2ヶ月間は保定のために何もせずそのままにしておきます。

この装置は、矯正治療を始めて一番最初に使うことが多い装置です。

永久歯に生え変わる前にあごの幅をしっかりと整えておくことで、将来的に歯を抜かずに矯正治療を進められる可能性が高まります。

■ 使用方法と管理のポイント

急速拡大装置は、上あごに装着される固定式の装置で、中央部分にあるネジを専用のキーで少しずつ回していきます。

これは保護者の方にご自宅で1日1回回していただく必要がありますが、初回の取り扱い方法や回し方については、当院で丁寧にご説明いたしますのでご安心ください。

装置は取り外しができないタイプなので、日々の歯みがきやうがいをしっかり行うことが大切です。当院では、装置装着中のセルフケアについてもサポートいたします。

■ 「痛い?」と気になる方へ——装着後の違和感について

矯正治療に対して「痛み」が心配という声をよく耳にします。急速拡大装置も、最初の数日は話しにくさや違和感、食べにくさを感じることがあります。ただし、これらはほとんどのお子さまが1週間ほどで慣れてくるものです。

実際、治療が終わって装置を外したときには、「つけていないことの方が違和感」と感じるお子さまも少なくありません。それほど、口の中に自然と馴染んでいく装置です。

また、痛みをともなうことはまれで、少しの締めつけ感を感じる程度です。ご家庭でのケアや生活の中で不安な点があれば、いつでもご相談ください。

急速拡大装置は、Ⅰ期治療のスタートとして非常に効果的な装置です。歯がきれいに並ぶための「土台」をつくる治療ともいえます。小児期にしっかりとあごの発育をサポートしておくことで、将来的な矯正治療をよりスムーズに、そして抜歯のリスクも減らしながら行えるようになります。

当院では、お子さまの成長や発育段階に応じて、もっとも適したタイミングで治療を始められるようサポートしております。装置の管理やケアについても丁寧にフォローいたしますので、矯正治療に対して不安をお持ちの方も、ぜひ一度お気軽にご相談ください。