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妊娠中の矯正治療はどう進める?

  • 矯正治療のギモンについて
  • おとなの矯正

こんにちは!くらたやま矯正歯科です。今回は、「妊娠中の矯正治療」について話をしていきます。

矯正治療は長期間にわたるため、治療中にライフイベントが重なることは珍しくありません。
その中でも「妊娠」は、多くの方が気になる大きな変化のひとつです。

「妊娠しても矯正って続けられるの?」
「赤ちゃんへの影響は?」
「つわりで来院が難しくなったらどうなるの?」

このような不安を抱える方は少なくありません。
そこで今回は、くらたやま矯正歯科で妊娠期の患者様をどのようにサポートしているかを詳しくお伝えします。


<妊娠中の矯正治療は基本的に継続可能です!>

妊娠は矯正治療の“大きな制限”にはなりません。
矯正装置そのものが赤ちゃんに悪影響を与えることはないため、治療自体は続けていただけます。

しかし、妊娠中はつわりや体調の変化が起こりやすく、長時間の通院や診療姿勢が負担になる場合もあります。
そのため当院では、

妊娠前の患者様には「通えるところまで通っておく」ことを推奨しています。
目安としては出産の1ヶ月前頃まで通院される方が多く、その後は産後の生活が落ち着いてから再開しています。
もちろん、再開のタイミングは患者様の体調やスケジュールを最優先に調整します。


<妊娠前に必ず確認すること>

妊娠中は来院頻度が減ったり、一時的に通院が難しくなったりするため、
当院では妊娠前の段階で以下の重要ポイントを改めてご説明しています。


① 顎間ゴム使用の再確認

顎間ゴムは噛み合わせを整えるうえでとても重要な役割があります。
来院できない期間が長くなると、正しい使用ができているかの確認が難しくなるため、

  • 使用時間
  • かける位置
  • 一日の交換回数

などをもう一度丁寧に説明し、患者様自身で確実に管理できるようサポートします。


② マルチブラケット装置の方には清掃の徹底をお願いしています

妊娠中はホルモンバランスの影響で歯周病になりやすく、
加えて装置がついているとプラークが溜まりやすく虫歯リスクも高まります。

そのため、

  • 歯磨きのポイント
  • 補助清掃用具の使い方
  • 注意すべき磨き残し箇所

を再度詳しく説明し、ご自身でケアを継続できるようサポートします。


<産後は落ち着いてから再スタートでOK>

出産直後は育児が始まり、通院どころではない方がほとんど。
当院では決して急かすことなく、お母さんご本人の体調が整い、生活が落ち着いてから治療を再開しています。

再開時には、

  • 装置の状態のチェック
  • 歯の動きの確認
  • 治療計画の再評価

を行い、スムーズに治療に戻れるようサポートします。


<妊娠は治療の妨げではなく、私たちが一緒に乗り越える大切な時期>

妊娠中に矯正治療を進めることは決して特別なことではありません。
しかし、体調が不安定になりやすい時期でもあるため、患者様のペースに寄り添いながら無理なく進めていくことが最も大切です。

くらたやま矯正歯科では、ライフイベントに合わせて治療計画を柔軟に調整し、
患者様が安心して治療を続けられるよう丁寧にサポートしています。

妊娠中の矯正について不安がある方は、遠慮なくご相談ください。
一番安心できる進め方を一緒に考えていきましょう。