こんにちは!今回はお子さまの矯正治療についてお話ししていきたいと思います!
お子さまの矯正治療を始めようと考えたとき、
「装置をつけて学校に行くのが嫌にならないかな…」
「友達にからかわれたりしないかな…」
そんな心配をされる保護者の方は少なくありません。
実際には、矯正中でも学校生活はこれまで通り、無理なく過ごすことができます。
特に最近では矯正をしているお子さまも増えてきており、装置に対する理解や受け入れも広がっています。
たとえば、当院でⅠ期治療(子どもの矯正治療)によく使用されている装置は、「急速拡大装置」、「リンガルアーチ」という取り外しのできない上顎につける装置や「マイオブレース」というマウスピースになります。
<急速拡大装置>
<リンガルアーチ>
<マイオブレース>
上顎につける装置は、大きく口を開けて見ないと見ることができないのでつけていることはほとんどわかりません。
また、マウスピースは日中1時間と就寝時の使用をお願いしていますが、学校から帰ってきてからお家で1時間つけてもらっているので学校でマウスピースを使用することもないです。
そのため、矯正スタート時こそ上顎に装置が入って違和感を感じることはありますが、学校生活に大きな影響が出ることはほとんどありません。
ガタガタが強めの子は前歯だけ固定式の装置(ワイヤー矯正)を使用することがあります。
この装置はつけてから歯が動く痛みを感じやすいですが、痛みや違和感は数日〜1週間ほどで慣れることが多く、いつも通りに登校していただけます。友達の間でも「矯正中なんだ〜!」と話題になる程度で、からかわれるというケースはほとんど見られません。
とはいえ、学校で気をつけたいポイントがいくつかあります。
- 給食後の歯みがき
矯正中は歯に食べ物が詰まりやすいため、可能であれば簡単な歯みがきセットを持たせてあげましょう。
マウスピースの場合は、装着前にうがいだけでもできると安心です。 - 定期通院について
特に矯正スタート時は、月1回ほどの通院が必要になります。平日は月・水・木曜日の13:30~19:00、土曜日は9:00~19:00まで診療を行っておりますので、学校終わりやお休みの日に通院していただきやすようになっており、授業に支障が出にくいよう配慮しています。
当院では、お子さまご本人はもちろん、保護者の方や学校生活のことまでしっかり考えた上で、その子にとって無理のない矯正プランをご提案しています。
矯正治療は、少しの努力で、将来のお口の健康と笑顔を守る大切な時間です。
不安なことがあれば、どんなことでもご相談くださいね。